東京ルミナスピラー

「派手な動きをしてる派閥は大したことはないけど、どの派閥にも属していない人達の方が厄介かな。パッと思い付くだけでも三人。新堂拓真、杉下舞桜、そして覆面Qは本当にヤバいの」


……拓真と舞桜の名前が出たのはわかるとして、覆面Qという言葉のインパクトで他になにも考えられない!


なんだよその覆面Qっていうふざけたヤツは!


覆面レスラーみたいに、派手な覆面をしているのかなと、想像が膨らむ。


「覆面Q……かっこいい。蘭子も『マスクドRAN』とか名乗ってみたい」


「やめなさい! で、そのQってのは何者なんだ?」


宗司も蘭子の扱いに慣れてきたようで、見ていて安心感すら覚えるな。


「覆面Qは、細身でマントみたいな物を着てて、そうだ、槍みたいな武器を持って空中戦を得意としてる人ね。そうそう、包帯みたいな布みたいなのを顔に巻いてるらしいよ」


……あー、はいはい。


会ったことあったわ。


なんならほんの数十分前に。


「あいつかよ……」


「おお、蘭子達、覆面Qに助けられた。今度あったらお礼を言わないと」


それにしても、拓真に舞桜に覆面Q。


俺が知っている人達ばかりだな。


まあ、父さんと一緒にいたし、前からめちゃくちゃ強かったからそれも頷けるんだけどさ。