東京ルミナスピラー

「逃がすかよ馬鹿野郎っ!」


そう叫んだ宗司が弓矢を取り出して、素早く真輝斗に狙いを定めて矢を放つ。


だが、弥生が左手を上げて矢を邪魔するように、自らの腕を貫かせて威力を殺したのだ。


腐ったヤツらとは言え、仲間同士の結束はあるってことか。


それにしても……こいつ強い。


他のヤツらは大したことがなかったのに、こいつだけは別格で強くて日本刀が動かない。


この不気味な、金属の刃が並んだ剣。


刃と刃の間に挟まれて、今にも折られてしまうんじゃないかという不安さえ感じる。


「あんた、こんなに強いのにどうしてあんなクズみたいなヤツらと一緒にいるんだよ」


「知ったようなこと言わないで! 私はずっと、皆と一緒にいたから生きてこられたの! 仲間は……そう簡単に切ることなんて出来ないでしょ!」


「だから! あいつらは仲間って呼べるようなヤツらなのかよ! やってることはただのゴロツキだろ!」


グッと日本刀を押し込み、弥生に押し返される反動と共に後方に飛び退いてトンファーに持ち替えた。


「許されるなら謝るよ。私が謝る。だから、私の居場所を奪わないで! 殺したければ殺せばいい」