東京ルミナスピラー

ホテルのロビー、ソファに座って浜瀬さんと舞美さんの話を聞く。


PBSの詳しい使い方や、この街が東西南北の四つに分断されて、特別な場合を除いては往来が不可能になっているということ。


そして、ここ秋葉原は「西軍」と呼ばれる地区になるわけだけど、その中でも浜瀬さんのグループみたいに、いくつも集団が出来ているらしいのだ。


中でも衝撃だったのは、敵は鬼だけではないということ。


「一日に何回か『聖戦』と呼ばれる時間がある。この時は、各軍を仕切っている光の壁を通れるようになるんだ。この時間は、他軍の人間と殺し合いをして、相手を殺せばその強さに応じて武器レベルが上がる。そして、『聖戦』の間は鬼を完全に殺せる。この時鬼が死ぬと光の粒に変わることはなく、死んでしまう。それ以外の時間は『魔刻』と呼ばれていて、いくら鬼を殺してもこの街のどこかで生き返る……って、PBSに書いてあるけど、実際に他軍の連中と戦ったことはないんだよな」


浜瀬さんが言うように、俺もPBSを開き、オプションから「聖戦」という項目を確認するけど、他軍の人間と殺し合いだって?


それに鬼が光の粒に変わることはなく、死んでしまう……ということは、俺が倒した鬼は生き返っているってこと?


この「聖戦」というのも、実際に経験してみないと文字だけではわからないよ。