東京ルミナスピラー

ここまでで約1.5秒。


真輝斗と不気味な剣の女の周りのヤツらが光の粒に変化して、パアッと明るくなった。


「な……こ、こいつら! 強え!」


「蘭子に謝れ。さあ、早く!」


鎖で日本刀を受け止められた状態で真輝斗を睨み付けていたけど、ふわりと殺気が漂った。


左側から、禍々しい剣が俺に振り下ろされる。


素早くそれを、トンファーを取り出して受け止めた。


近くで見るとその不気味さの意味がよくわかる。


金属の刃が並んだ、ノコギリのような武器。


これが俺が感じていた不気味さなのだろう。


「武器が二つ!? 何こいつ!」


「一旦退くぜ弥生(やよい)! 相手をミスった!」


仲間が殺られて不利となると、すぐに逃げるのか!


武器に力を込めて、後方に飛び退いた真輝斗と弥生。


「逃がすかよ!」


このまま逃げられたら、俺達が北軍の中にいると知られてしまう。


素早く飛び掛かり、真輝斗に向かって日本刀を振り下ろしたが、その間に割って入ったのは弥生。


剣で受け止めて、真輝斗を庇ったのだ。


「俺が逃げるまで時間を稼げよ弥生! ああ、そうだ。そのガキに言うことがあったんだ……次に会ったら死ぬまでファックしてやるからよ、楽しみにしてな!」


弥生を囮にして、そう言って中指を立てた真輝斗は笑いながら去って行った。