東京ルミナスピラー

少し歩いて、コンビニが見えた。


コンビニの前に、高校生くらいの集団が道に座って話をしているけど、こういう光景はどこにでもあるんだな。


「早く、早く行こう。蘭子のお腹はもう、今にも死んでしまいそうだぞ」


「コンビニは逃げねぇっての」


蘭子に手を引かれた宗司が、コンビニに走って行く。


俺も小走りでそれに続いて店内に入った。


店の中は、元の世界の物と変わらないけど、誰かが言っていたように食べ物はカチンコチンでとても食べられそうにない。


「葵、もしかしてお前、コンビニは初めてなのかよ。PBSを使うんだぜ。コンビニ内は戦闘厳禁みたいでな。PBSのメニューもコンビニ用に変わるんだ」


「へぇ。そんなの、わかってないと買い物出来ないよな」


宗司に言われた通りPBSを開くと、「いらっしゃいませ」の文字が。


そして、商品メニューが現れて、その中から注文するという形だというのがわかる。


「葵、金持ってるか? お前のことだから、聖戦であんまり人を殺してないだろ? メシくらい奢ってやるよ。蘭子も欲しいものがあったら……」


と、宗司が言うより早くに、蘭子は次々と商品を注文していた。


その数、お弁当10個も。