東京ルミナスピラー

ビルから外に出て、通りを歩いていると、北軍の人達がチラホラと見え始める。


ソウルストーンを回復する為には、敵を殺さなければならないとはいえ……この状況での不意打ちはいくら何でも人でなし過ぎるよな。


「そう言えば宗司、あのぐるぐる巻きの人にクソ野郎って言ってた。知り合いなのか?」


ぐるぐる巻きとは、父さんから俺を助けてくれたあの人のことだろう。


確かにそんなこと言ってたな。


俺は怒りと失望でそんなこと気にもしていなかったけど。


「んー。まあな。でも本当にクソ野郎だから気にすんな。あいつもいつかぶっ飛ばしてやるぜ」


俺が知らないところで聖戦で戦ったことがあって、そこで因縁が生まれたのかな。


この街では、そういうことは往々にして起こるから、不思議なことじゃない。


「何があった? 宗司の顔、少し怖いぞ」


「うるせえ。お子様の出る幕じゃないぜ。黙ってねえと、その小さい唇にキスして舌入れてやるからな」


「や、優しくしてくれるなら……」


「じょ、冗談だっての」


蘭子の方が一枚上手か。


というか、一方的に蘭子が宗司を好きだから、冗談でも本気にしてしまうんだろうな。