東京ルミナスピラー

「ここまで来たらもう大丈夫だろ。地上に降りて、カモフラージュで善吉医院に行こうぜ。流石に目立ち過ぎるからな」


宗司の提案で、俺達はビルの屋上からビルの中に入り、PBSを操作してカモフラージュモードに。


腕と影の色が青色へと変化する。


カモフラージュと言っても、俺達に何か変化が起こるわけじゃないんだな。


敵に見付かりにくくなるってだけだ。


「宗司、葵。蘭子、お腹が減った。どこかお店かコンビニに行きたい」


階段を下りている最中、確かに蘭子のお腹がぐぅと音を立てているのが聞こえた。


俺と宗司はここに来る前に少し食べて来たけど……小腹が空いている感じもあるな。


「腹が減っては戦ができぬってか! 待ってろよ。この近くにコンビニは……通り道にあるな。そこで買えばいいんじゃね?」


PBSを開いて地図を調べた宗司が蘭子にそう言うと、蘭子は嬉しそうな表情になった。


そして階段を下りて地上に向かったけど……このビルに、俺は何か妙な違和感を覚えてた。


いや、違和感というのだろうか。


床や壁に血の跡があるし、何か変な匂いもする。


ビルの中で戦闘があったと言われたらそれまでなんだけど、なんだろう、この感覚は。