東京ルミナスピラー

なぜそんなに怒っているのかがイマイチよくわからない。


敵軍にホームポイントを設定出来れば、聖戦を待たずに敵軍に入れるってことだろ?


「蘭子わかる。ホームポイントは一個だけ。復活は聖戦の後だから、万が一敵に囲まれたらまたすぐに殺される危険がある」


……そういうデメリットもあるのか。


てか、誰も教えてくれなかったからホームポイント設定しちゃったじゃないかよ。


「ま、まあ、どうにかしてソウルを稼がないとヤバいってことだよな」


「灯を助けたいからって無茶しすぎなんだよお前は。葵は頑固で慎重、俺が何も考えずに行動、灯が俺達二人を止めるって役割が出来てたのによ。家族が絡むとお前は本当に周りが見えなくなるな」


まさか宗司に説教をされるなんて思ってなかった。


確かにその通りだから何も言えない。


「大丈夫。葵は死なない。今度は私が助けるから」


「はは。頼もしいな蘭子は」


実際にこれでつよさランキング10位なんだから信じられないな。


「まあ、やっちまったもんは仕方ねぇよな。んじゃ、そろそろ移動……」


と、宗司が呆れながらそう言った時だった。


俺達は、その凄まじい気配を確かに感じて、この校舎の隣に建っているビルを見た。