「なるほど……あの柱か」
舞美さんの言葉を聞いて、またビールを口に含むと、何やら考え込むように唸った。
「いやいやいや、俺達にもわかるように説明してくんない!? 光の中に来たばかりで何もわからないんだけどさ!」
状況が何ひとつとして理解できないことにしびれを切らしたのか、宗司が浜瀬さんに詰め寄った。
「おっと、そうだったそうだった。お前さん達、もうPBSは起動してるのかい?」
一転して真面目な顔でそう尋ねた浜瀬さんに、俺と灯は顔を見合わせて。
「俺と宗司は起動してます。でも、灯は怖くてまだ起動してません」
「うんうん。なるほどなるほど。確かに怖いよね。鬼になっちゃうかもしれないって考えるとさ。でも、それは懸命な判断だ。灯ちゃんはうちのグループで保護しよう。だけど少年2人にはしっかり働いてもらうぜ?」
俺が答えると、浜瀬さんは立ち上がって灯の前まで来ると、肩に手を置いて何度も頷いた。
保護してくれるのは助かるけど、働くって一体何をするんだ?
「少年2人に何をしろって? 俺達はこいつらの親と姉さんを探さなきゃなんないんだけど」
「宗司くん……と言ったかな。その気持ちはよくわかる。よくわかるが……どこを探す? 鬼になっていないと希望を持って、闇雲にこの広い街の建物を一軒一軒調べるつもりか?」
舞美さんの言葉を聞いて、またビールを口に含むと、何やら考え込むように唸った。
「いやいやいや、俺達にもわかるように説明してくんない!? 光の中に来たばかりで何もわからないんだけどさ!」
状況が何ひとつとして理解できないことにしびれを切らしたのか、宗司が浜瀬さんに詰め寄った。
「おっと、そうだったそうだった。お前さん達、もうPBSは起動してるのかい?」
一転して真面目な顔でそう尋ねた浜瀬さんに、俺と灯は顔を見合わせて。
「俺と宗司は起動してます。でも、灯は怖くてまだ起動してません」
「うんうん。なるほどなるほど。確かに怖いよね。鬼になっちゃうかもしれないって考えるとさ。でも、それは懸命な判断だ。灯ちゃんはうちのグループで保護しよう。だけど少年2人にはしっかり働いてもらうぜ?」
俺が答えると、浜瀬さんは立ち上がって灯の前まで来ると、肩に手を置いて何度も頷いた。
保護してくれるのは助かるけど、働くって一体何をするんだ?
「少年2人に何をしろって? 俺達はこいつらの親と姉さんを探さなきゃなんないんだけど」
「宗司くん……と言ったかな。その気持ちはよくわかる。よくわかるが……どこを探す? 鬼になっていないと希望を持って、闇雲にこの広い街の建物を一軒一軒調べるつもりか?」



