「てか、本当についてくるのかよ蘭子。お前が俺らと一緒にいて、なんの得があるってんだよ」
屋上の縁から眼下を見下ろしながら、不思議そうに宗司が尋ねると、蘭子は少し照れたように顔を伏せて。
「た、助けてもらったから助けたいだけ。別に……いいでしょ」
相変わらず熱量の低い喋り方をする蘭子。
いつも暑苦しい宗司とはえらい違いだな。
「ま、何でもいいけどよ。じゃあ、なるべくビルの上を移動して、隅田川まで行くぞ。地上に下りたら鬼と戦闘……くらいに考えろよ。目的地は……あそこにある低いビルな」
隅田川沿いにあるビルを指さしてそう言うと、宗司は苦無を握り締めてさっさと屋上から飛び降りてしまった。
簡単に言ってるけど、この街に来たばかりの俺たちからすればありえない話だな。
そんなことが出来るなんて、思いもしないだろう。
屋上から下を覗き込んで、「おお……」と唸っている蘭子に気付いて、俺は蘭子の傍に歩み寄る。
「どうした? もしかして、登るのは平気だけど降りるのは怖かったりするのか?」
「そ、そんなこと……あるかも。私のスキルじゃ、上手く降りられないかもしれない」
屋上の縁から眼下を見下ろしながら、不思議そうに宗司が尋ねると、蘭子は少し照れたように顔を伏せて。
「た、助けてもらったから助けたいだけ。別に……いいでしょ」
相変わらず熱量の低い喋り方をする蘭子。
いつも暑苦しい宗司とはえらい違いだな。
「ま、何でもいいけどよ。じゃあ、なるべくビルの上を移動して、隅田川まで行くぞ。地上に下りたら鬼と戦闘……くらいに考えろよ。目的地は……あそこにある低いビルな」
隅田川沿いにあるビルを指さしてそう言うと、宗司は苦無を握り締めてさっさと屋上から飛び降りてしまった。
簡単に言ってるけど、この街に来たばかりの俺たちからすればありえない話だな。
そんなことが出来るなんて、思いもしないだろう。
屋上から下を覗き込んで、「おお……」と唸っている蘭子に気付いて、俺は蘭子の傍に歩み寄る。
「どうした? もしかして、登るのは平気だけど降りるのは怖かったりするのか?」
「そ、そんなこと……あるかも。私のスキルじゃ、上手く降りられないかもしれない」



