「『水面走り』が出来ないって言うなら、バベルの塔の近くを通って北軍に入るしかねぇ。でもよ、ご覧の通りそこは鬼が大量にいやがるわけだ」
つまり、超絶危険な陸路か、一か八かの安全なルート水路のどちらかというわけだ。
当然、聖戦を待つという手もあるけど、次の聖戦までまだ四時間以上ある。
「ま、まあ最悪、水に落ちても泳げばいいわけだし……」
光の壁の切れ目を見ながら、俺がそう言った時だった。
ビルとビルの隙間から見えた隅田川の真ん中、手漕ぎボートで北軍から移動して来る人達の姿が見えたのだ。
いや、手漕ぎボートがあるじゃないかよ。
と思った瞬間。
水中から、半魚人のような鬼が飛び出してボートの上に乗り、そこにいた人達を水の中に引きずり込んだのだ。
少しして水の中が光ったのがわかった。
「……まあ、空にも鬼がいるくらいだし、水の中にもいるわなそりゃ。でも、陸路を行くよりは確実に安全だ。試してみる価値はあるぜ」
俺に与えられた選択肢なんてないってことか。
陸路は危険だから、水路を行く。
ただし失敗は許されない。
それが嫌なら聖戦まで待て。
加えて、死んでしまえば復活出来ないと来ている。
それでも、灯を見付けたいという想いが強かった。
つまり、超絶危険な陸路か、一か八かの安全なルート水路のどちらかというわけだ。
当然、聖戦を待つという手もあるけど、次の聖戦までまだ四時間以上ある。
「ま、まあ最悪、水に落ちても泳げばいいわけだし……」
光の壁の切れ目を見ながら、俺がそう言った時だった。
ビルとビルの隙間から見えた隅田川の真ん中、手漕ぎボートで北軍から移動して来る人達の姿が見えたのだ。
いや、手漕ぎボートがあるじゃないかよ。
と思った瞬間。
水中から、半魚人のような鬼が飛び出してボートの上に乗り、そこにいた人達を水の中に引きずり込んだのだ。
少しして水の中が光ったのがわかった。
「……まあ、空にも鬼がいるくらいだし、水の中にもいるわなそりゃ。でも、陸路を行くよりは確実に安全だ。試してみる価値はあるぜ」
俺に与えられた選択肢なんてないってことか。
陸路は危険だから、水路を行く。
ただし失敗は許されない。
それが嫌なら聖戦まで待て。
加えて、死んでしまえば復活出来ないと来ている。
それでも、灯を見付けたいという想いが強かった。



