東京ルミナスピラー

「ひ、他人事だと思って! 裏切り者! 唐変木! スットコドッコイ!」


俺にどれだけ文句を言おうと、蘭子が離れるはずがないのに。


「とりあえず移動しよう。こんな所でのんびり話してたら、今度はどんな鬼が来るかわからない。そうだな……浅草橋駅に高いビルがあるから、その屋上に行こう。北軍の光の壁も確認したいから」


宗司の恨み言は無視して、この辺りで一番高そうなビルへの移動を提案すると、蘭子は小さく頷いた。


なるべく鬼に見付からないように、高速で移動する。


トンファーを持って、全速力で浅草橋駅に向かって走る。


宗司は手に苦無と呼ばれる武器を持ち、足音も立てずに忍者のように走っている。


こいつ、どれだけ武器を持ってるんだ!?


ソウルウェポンは魂の形だから、こいつは多重人格なんだろうか。


まあ、俺も二つ持っているから人のことは言えないんだけどさ。


そして、その実力が気になっていた蘭子だけど。


ランスを構えて、宗司とは対照的に凄まじい突撃。


超高速の重戦車という感じがする。


一番俺が必死に移動をしているよ。


線路上を移動し、やって来た浅草橋駅。


ホームの屋根の上に飛び乗って、北側にあるビルを見上げた。