東京ルミナスピラー

帰れと言う宗司に、ついて行くと言う蘭子。


俺としては、トップ10入りしている蘭子がいるのは心強いけど……ハッキリ言って安全は保証できないんだよな。


それにまあ……。


「蘭子を置いて言ったら、宗司にイタズラされたって言い触らす」


「やめて! 誤解なのに本当にやめて!」


完全に蘭子のペースみたいだし、連れて行くしかないよな。


「わかったよ蘭子。そんなに宗司が好きなら一緒に行こう。でも、おかしなこと言うなよ?」


屈んで、蘭子と同じ目線でそう言うと、蘭子は嬉しそうに笑って頷いた。


なんだ、こんな顔も出来るんじゃないか。


この街には相応しいとは言えないけど、こっちの方が14歳らしくて可愛らしい。


「ちょ、ちょっと!? 俺の意見は無視ですか!? 俺が蘭子の面倒を見ることになるんですかもしかして!」


もしかしてもなにも、既に蘭子は宗司の腕をしっかりと掴んで離さないじゃないか。


やっぱり、ピンチに颯爽と現れた王子様というのは特別なものなんだろう。


「別にいいんじゃないか? 宗司は彼女がほしいって言ってただろ? 2歳差なんて普通普通。良かったじゃないか。彼女ができて」