ホテルの中に入ると、ロビーに中年男性が一人。
昼間だというのにビールを飲んでいて、ぼんやりと天井を見ていた。
「浜瀬さん、戻りましたよ」
「ん? おお、舞美ちゃんじゃないの! あれ? 後ろの少年少女はお友達?」
少し酔っているのか、ニコニコしながら俺達を指差して。
「なんか、父親とお姉さんを助ける為に外から中にやって来たみたいです」
舞美さんが浜瀬と呼ばれた中年男性にそう言うと、驚いたように目を見開いてビールを一口。
「プハッ! マジで外から来たの!? 家族を助けるために!? ハハハッ! バカだねぇ……この中に入ったら、出られないんだよ?」
何がそんなに面白いのか、腹を抱えて笑う浜瀬さん。
「え、ええ。そうですね。まさか出られないなんて思わなかったです」
というか、6人いるって言ってたのに、この中年男性一人しかいないじゃないか。
その中の一人が舞美さんだとして……後の4人の姿がないな。
「……で、街の様子はどうだったい? 変わったことがあったかな?」
「鬼が動き始めてるような気がします。光の壁に近い位置にいる鬼はそうでもないですけど、両国に近い場所にいる鬼は、白い塔に集まっているみたいですよ」
昼間だというのにビールを飲んでいて、ぼんやりと天井を見ていた。
「浜瀬さん、戻りましたよ」
「ん? おお、舞美ちゃんじゃないの! あれ? 後ろの少年少女はお友達?」
少し酔っているのか、ニコニコしながら俺達を指差して。
「なんか、父親とお姉さんを助ける為に外から中にやって来たみたいです」
舞美さんが浜瀬と呼ばれた中年男性にそう言うと、驚いたように目を見開いてビールを一口。
「プハッ! マジで外から来たの!? 家族を助けるために!? ハハハッ! バカだねぇ……この中に入ったら、出られないんだよ?」
何がそんなに面白いのか、腹を抱えて笑う浜瀬さん。
「え、ええ。そうですね。まさか出られないなんて思わなかったです」
というか、6人いるって言ってたのに、この中年男性一人しかいないじゃないか。
その中の一人が舞美さんだとして……後の4人の姿がないな。
「……で、街の様子はどうだったい? 変わったことがあったかな?」
「鬼が動き始めてるような気がします。光の壁に近い位置にいる鬼はそうでもないですけど、両国に近い場所にいる鬼は、白い塔に集まっているみたいですよ」



