東京ルミナスピラー

正面のポーンも、仰け反った反動を利用して俺に牙を剥く。


前後からの同時攻撃。


「うわあああああああっ!」


それに対して、後方に右のトンファーの振り抜くと同時に、左のトンファーを前方に振るう。


前後から迫るポーンに対し、同時に攻撃を加えて。


俺から弾き飛ばされるようにして、二匹のポーンは後方に吹っ飛んだのだ。


「あ」


だが、後方のポーンは位置が悪かった。


吹っ飛んだ先が女の子のいる場所。


一瞬気を抜いたのか、ランスを構えるのが遅れて……。










「遅れて登場っと。オラ、色白の鬼が。ご注文はハンマーですか! それとも大鎌ですかぁ!」






女の子を抱きかかえた宗司が、ポーンの口にハルベルトを突っ込んだのだ。


そして、次々とその口の中に武器が押し込まれて。


ポーンはそれに耐え切れずに、破裂するように肉片が辺りに飛び散った。


「……いやいや、光の粒に変わるんじゃないの!? 魔刻だよ今!」


四散した肉片を浴びた宗司が、今にも泣きそうな声を出す。


その後に、ポーンは光の粒へと変化した。


……驚くべきことは沢山あるけど、なんだ宗司の武器の数は。


ハンマーとハルベルトだけじゃない。


一体いくつの武器を持ってるんだよこいつは。