東京ルミナスピラー

すぐに立ち上がった俺は、トンファーを取り出して屋上から飛び降りた。


「跳舞」スキルがあるから、着地の衝撃が0になる……とはいえ、怖い!


何も考えずに飛び降りたのを若干後悔しそうになる。


「ひゅー。いきなり飛び降りるとか正気かよ葵! あの場所まで飛ばしてやろうか?」


飛び降りた俺の右後方。


宗司が手に何か小さな武器を持って、壁を駆け下りていた。


「出来るなら頼む!」


「はいよ、お任せあれ!」


そう言うと、壁を蹴って俺に接近した宗司がウォーハンマーを取り出して、俺の足にピタリと付けた。


「うおおおおおおいっ! 飛んでけ特大ホームランッ!」


グッと足に力が加わる。


勢いよくスイングされて、俺の身体が宙を舞う。


物凄いスピードで、線路まで一直線に空を飛ぶ。


そして……ふわりと線路上に舞い降りた俺は、こちらに接近してくるポーンと女の子の姿を見た。


身長は130cmくらいだろうか。


そんな小さな女の子が、身の丈の倍ほどもある円錐形の武器、ランスを自由自在に振り回し、ポーンと渡り合っていたのだ。


「!? 西軍……敵?」


女の子は俺に気付いたのか、緊張した面持ちでこちらを見た。