灯を気遣ってくれた舞美さんのおかげで、鬼に遭遇することなく舞美さんが身を潜めているというアジトにやって来た。
どう見ても某ビジネスホテルで、こんなとこを使っても良いのか。
「従業員や宿泊客で、鬼にならなかった人達は一応同じグループで生活してるんだ。鬼に変わった人達は……残念だけど、処理させてもらったよ」
処理……処理か。
その言い方はなんだか釈然としないけれど、最初に遭遇した鬼は、問答無用で俺達に襲いかかったからな。
そうしなければ安心して眠ることもできないのだろう。
「えっと、何人くらいいるんですか? 鬼じゃなかった人達は……」
「6人」
灯が言い終わる前に、その言葉に被せるように舞美さんが答えた。
「え? 従業員とか宿泊客がいたんでしょ? それで6人なんて……」
「言ったでしょ。多くの人が鬼になったって。その中でもさらに、PBSを起動して鬼になった人もいるの。そんなに甘くないよ……現実はさ」
想像以上に酷い状況だというのが、舞美さんの話を聞けば聞くほどわかってきた。
姉さんも父さんも、無事でいるのかよ。
それだけが心配でならなかった。
どう見ても某ビジネスホテルで、こんなとこを使っても良いのか。
「従業員や宿泊客で、鬼にならなかった人達は一応同じグループで生活してるんだ。鬼に変わった人達は……残念だけど、処理させてもらったよ」
処理……処理か。
その言い方はなんだか釈然としないけれど、最初に遭遇した鬼は、問答無用で俺達に襲いかかったからな。
そうしなければ安心して眠ることもできないのだろう。
「えっと、何人くらいいるんですか? 鬼じゃなかった人達は……」
「6人」
灯が言い終わる前に、その言葉に被せるように舞美さんが答えた。
「え? 従業員とか宿泊客がいたんでしょ? それで6人なんて……」
「言ったでしょ。多くの人が鬼になったって。その中でもさらに、PBSを起動して鬼になった人もいるの。そんなに甘くないよ……現実はさ」
想像以上に酷い状況だというのが、舞美さんの話を聞けば聞くほどわかってきた。
姉さんも父さんも、無事でいるのかよ。
それだけが心配でならなかった。



