パァン!
という派手な音が聞こえて、結城さんが床に転がる。
「えっ! 嘘っ! お兄ちゃん!?」
「葵少年が一撃入れたよ! いやあ、やるもんだね!」
「いや……どうかな」
三人の声が聞こる中、俺はこれで満足していてはいけないと、結城さんに向かって走った。
その証拠に、すぐさま起き上がって俺を睨み付ける。
どうやらトンファーの攻撃は浅く、それほどのダメージを与えたわけではなさそうだった。
駆け寄る俺に、再び日本刀を鞘に納めて身構える。
だけど、俺の方が速い!
その攻撃、俺の「一撃必殺」と同じで、溜め時間が必要なんじゃないのか!?
だったら、溜めが完了する前に攻撃を仕掛けるだけだ!
地面を思い切り蹴り、再び超高速で接近する為に低空ジャンプ。
狙うは結城さんのその首!
「うおおおおおおっ!」
気合一閃、結城さんの攻撃が来る前に間合いに入った俺は、さらに空中を蹴ると同時に日本刀を首元へと滑らせた。
稲妻が走ったのか、一瞬辺りが明るくなって。
結城さんの首を刈り取るように、日本刀が振り抜かれた。
「う、うわっ!」
攻撃に必死で、着地のことなんて考えていなかった。
勢い任せにゴロゴロと床を転がって、顔を上げた次の瞬間。



