東京ルミナスピラー

こちらの人数は、タケさんを含めて六人。


数だけなら圧倒的にこちらの不利だが……個人の強さなら、絶対に負けていないはずだ。


「……絶対に来ると思っていましたよ、名鳥さん。篠田さんまでいるのは予想外でしたけど」


「はは、老けたね。あの時は葵くらいの少年だったのに。もうそれだけ歳をとったってことかい」


父さんと結城さんも、篠田さんも知り合いなんだな。


「それに……歳をとっても相変わらず美人だね、月影乃亜(つきかげのあ)。接点はほとんどなかったけど、噂は聞いていた」


「昔話をするつもりはありません。退きなさい。あなた方の理由は聞きません。私達は南軍で、キングを守る。それだけです」


月影っていうと……南軍の三つの派閥の中の一つだ。


結城さんと一緒にいるということは、結城さんは月影派ということになるな。


「事情は聞いていますよ。同情はします。だけど、この街ではそんなことは山ほど起こっている。そして名鳥さんがやろうとしていることは、南軍でその不幸を引き起こすかもしれないんです。だから俺は、全力で守ります」


前の聖戦の時には折れていた日本刀。


結城さんはそれを引き抜いて、真っ直ぐに父さんに向けた。