東京ルミナスピラー

鬼、ソウルウェポン、PBSsystem……俺達の理解が全く追い付かないことが、この光の中で起こっている。


鬼を斬り捨てたあと、ずっと立ち止まっていても仕方がないと、駅の方に向かって歩き出した。


一番の問題は、この光の壁の外に出られないということだ。


これじゃあ、父さんと姉さんを見付けたとしても意味がない。


「葵、お前のソウルウェポンは日本刀だったけど、俺のはほら見ろよ! ウォーハンマーってやつか? 強そうじゃね?」


宗司もソウルウェポンを取り出して、嬉しそうにそれを俺達に見せる。


こいつ、俺達が今、どんな状況に置かれてるかわかってるのかよ。


「あんたねえ! 外に出られなくなったんだよ!? おかしな化け物もいるし、これから私達どうすればいいのよ! ホント、何も考えてないんだから!」


そんな宗司を見て、灯が今にも泣きそうな声を出した。


「はぁ? 俺が何も考えてないって? バカにすんなよ。鬼がまた現れたら、逃げるか戦うかしかないだろ? だから俺も武器を出したんじゃねぇか。出られないなら、出る方法を探す。おじさんと姉さんもこの中にいるんだろ? 5人もいれば、いい考えが浮かぶんじゃねぇの? 俺一人じゃ無理だろうけどさ。考えてないわけじゃねぇよ。でもよ、先に進まないと何もわからないんじゃねぇの?」