東京ルミナスピラー

この聖戦を逃せば、次は明日の朝になってしまう。


たった10時間ほどでここまで体調が悪化したんだ。


次の聖戦なんて待っていられるわけがない。


「光、少しだけ早歩きになるけど、辛かったら言ってくれよ」


「うん。大丈夫だよ。大丈夫」


そして、父さんの歩行速度が上がる。


姉さんを気遣いつつも、身体への負担は最小限に抑えていると思う。


いや……もしかすると、姉さんは最初からずっと我慢しているのかもしれない。






『聖戦が終了しました。お疲れ様でした』








そのアナウンスが流れたのは、南軍の光の壁を越えた直後のことだった。


それと同時に、吹雪さん達が集まって俺達の前に集合したのだ。


「いやあ、危ない危ない。ギリギリだったね本当に。でも、なんとか来れたね。光ちゃんは大丈夫?」


「俺達のナイスサポートのおかげだな。そこそこ稼げたし、悪くない役だった……げ、げえっ! 篠田さん! なんでいんの!?」


後方にいた吹雪さんも、タイムリミットギリギリで滑り込んだのだろう。


拓真はタケさんに驚いているけど、接近に気付かなかったのかな。


あんなに堂々と歩いていたのに。