「お父さん、どうしたの? 誰かお友達がいるの?」
「心配ない。光は何も心配する必要がないんだ」
目が見えない姉さんと、緊張感を露わにする父さん。
同じ軍の俺でも、この状況を上手く切り抜けられるかわからない。
どうする。
「……そう、お父さんとは友達でね。天気予報を調べもせずに光ちゃんを散歩に連れ出した、おっちょこちょいなお父さんの代わりに、傘を届けに来たんだよ。光ちゃんが濡れないようにね」
緊張感が走る中、タケさんはそんなことはお構いなしに姉さんに歩み寄って。
手に持っていた三本の傘を俺に渡すと、姉さんの背中に雨合羽を掛けてくれたのだ。
「あ、ああ……この素敵な紳士は父さんの友達さ。光の為に、雨具を届けてくれたんだ」
「ありがとうございます、紳士さん。目は見えないけど、声でわかります。慈愛に満ちた、優しい方だってことが」
「すまない……篠田」
なんだか……意外だった。
タケさんが、姉さんを助ける為にここに来てくれたっていうのか?
もしかして、西軍に入って静かだったのは、タケさんが気を利かせてくれたのかな。
このタイミングだ。
そうとしか思えない。
「心配ない。光は何も心配する必要がないんだ」
目が見えない姉さんと、緊張感を露わにする父さん。
同じ軍の俺でも、この状況を上手く切り抜けられるかわからない。
どうする。
「……そう、お父さんとは友達でね。天気予報を調べもせずに光ちゃんを散歩に連れ出した、おっちょこちょいなお父さんの代わりに、傘を届けに来たんだよ。光ちゃんが濡れないようにね」
緊張感が走る中、タケさんはそんなことはお構いなしに姉さんに歩み寄って。
手に持っていた三本の傘を俺に渡すと、姉さんの背中に雨合羽を掛けてくれたのだ。
「あ、ああ……この素敵な紳士は父さんの友達さ。光の為に、雨具を届けてくれたんだ」
「ありがとうございます、紳士さん。目は見えないけど、声でわかります。慈愛に満ちた、優しい方だってことが」
「すまない……篠田」
なんだか……意外だった。
タケさんが、姉さんを助ける為にここに来てくれたっていうのか?
もしかして、西軍に入って静かだったのは、タケさんが気を利かせてくれたのかな。
このタイミングだ。
そうとしか思えない。



