東京ルミナスピラー

拓真がそう言うと、父さんはまた驚きの表情を浮かべて。


「何……そ、それは本当なのか!?」


「俺も舞桜も葵も見ましたからね。趣味の悪い、キンキラのやつでしょ?」


「ああ、そうだ。それが……キングだ」


ギュッと灯を抱き締めて、父さんが唸るように声を上げ始めた。


肩が細かく上下に揺れて、顔をくしゃくしゃにして涙を流している。


「よかった……見つかって本当によかった……もう、ダメかと思っちまった……」


「喜んでるところ悪いんすけど、そう簡単にはいかないみたいっすよ。キングを守ってたのは池田ってケチな野郎だったんすけど、今はあいつが守ってるんですよ。名鳥さんも良く知ってる昴。結城昴が」


「そうだな。まだ喜ぶには早かった。誰が相手でも関係ねぇよ。結城だろうが神様だろうが、邪魔するやつはぶち殺す」


灯から離れて、涙を拭った父さんのその言葉は……強く、一点の曇りも淀みもないものだった。


「だったら早く移動した方がいい。聖戦がいつ終わるかわからないし、日が暮れてしまえば私達の居場所を見付けるのも容易になってしまうからな」


青く光っている腕を見せて舞桜が促すと、父さんは小さく頷いた。