当然、ここにいる俺以外の皆も気付いたようで、武器を取り出して臨戦態勢になる。
「この殺気……どこから」
禍々しいオーラのようなどす黒い殺気を辿ると、それは駅前のビルの上から発せられているのがわかった。
押し負けないようにと、ビルの屋上を睨み付けると……そこに一人の人間が、槍のような武器を持ってこちらを見ていたのだ。
男か女かもわからない。
姿がわからないようにその姿になっているのか、顔まで布で巻かれていて、鋭い目だけが俺達を捉えていた。
が、俺と目が合うと、すぐにその人物は隣のビルへと飛び移って、あっという間にいなくなってしまったのだ。
「おい、葵。お前大丈夫か? ボサッとしやがってよ」
バシッと拓真に背中を叩かれて、俺は呪縛が解かれたかのように我に返った。
「はっ! 今、そこに人が……」
慌ててビルの屋上を指さしても、当然もういなくて。
「誰もいないな。葵の見間違いか、それとももう去った後なのかはわからないけど、名鳥さんが間もなく到着するみたいだ」
舞桜がそう言って顔を向けた浅草方面。
よく見てみると、ビルの上を高速で飛び回る人影が見えた。
「この殺気……どこから」
禍々しいオーラのようなどす黒い殺気を辿ると、それは駅前のビルの上から発せられているのがわかった。
押し負けないようにと、ビルの屋上を睨み付けると……そこに一人の人間が、槍のような武器を持ってこちらを見ていたのだ。
男か女かもわからない。
姿がわからないようにその姿になっているのか、顔まで布で巻かれていて、鋭い目だけが俺達を捉えていた。
が、俺と目が合うと、すぐにその人物は隣のビルへと飛び移って、あっという間にいなくなってしまったのだ。
「おい、葵。お前大丈夫か? ボサッとしやがってよ」
バシッと拓真に背中を叩かれて、俺は呪縛が解かれたかのように我に返った。
「はっ! 今、そこに人が……」
慌ててビルの屋上を指さしても、当然もういなくて。
「誰もいないな。葵の見間違いか、それとももう去った後なのかはわからないけど、名鳥さんが間もなく到着するみたいだ」
舞桜がそう言って顔を向けた浅草方面。
よく見てみると、ビルの上を高速で飛び回る人影が見えた。



