東京ルミナスピラー

池田王我が死んだ。


そして、煌我によって池田派解散が宣言されて、蛎殻町公園に集まった人達は混乱しながらも、自分達のアジトへと戻って行った。


結城さんの計らいで、全裸にされていた人質に服が配られて一件落着……となれば良かったけど。


俺と結城さん、拓真と舞桜、そして大和さんの5人で煌我が言ったブルーシートの前にいた。


「しっかし、このブルーシートなんだってんだよ。ロープでグルグル巻きにされてるぜ。まあ、『捕縛の鎖』を使うよりは良いだろうけどよ」


例の四角い物体の前に集まった俺達は、これが何なのかを確かめる為にロープを切っていた。


どうやらこのロープ、この街の通貨で買えるものらしく、やたら丈夫だ。


「『捕縛の鎖』? もしかして、灯達が繋げられてた鎖ですか?」


俺が尋ねると、結城さんが頷いてくれた。


「正解。ソウルを使用するのは、武器の強化やソウルストーンの回復だけじゃない。武器を取り出せなくして、スキルも無効にしてしまう『捕縛の鎖』や、装着されたものを意のままに操る『魂の鎖』なんかがあるんだ」


なるほど……だから普通の鎖と感触が違ったのか。


「それにしても良く勝てたもんじゃの! 結城さんの武器が折れとるから、ちっと厳しいかと思ったが。いやあ、流石やな!」


どうやら、池田に野次を飛ばしていたのは大和さんだったらしく、それによって民衆の心を池田から剥がす工作をしていたようだ。


「よっしゃ、ロープが切れたから御開帳と行くか! 皆離れろ! そーれ! 御開帳っ!」