東京ルミナスピラー

「王我、お前は相変わらずバカだな。本当に俺の弟なのかと思うくらいに」


「こ、煌我(こうが)……すまねぇ、助かったぜ」


池田が二人……いや、もしかして双子か?


背格好も顔も同じで、武器まで同じ。


まるで分身のようだけど、今まで戦っていた池田よりも強いんじゃないか?


「早く怪我を治せよ。そんなんじゃ戦えないだろ?」


オラオラ系の王我とは違って、どこかやる気が無さそうに見える煌我。


起き上がって日本刀を向けるけど……いつ、攻撃を仕掛けたら良いかわからない。


「へへ。完璧に回復したぜ。これで終わりだな結城昴! まさか俺に双子の兄貴がいたとは思わなかっただろ! お前ら全員ぶっ殺してやるぜ! 楽に死ねると思うなよ!」


本当にまさかだよ。


池田一人でも厄介なのに、もう一人……池田の双子の兄が登場とか。


「結城さん……どうすれば良いですか。結城さんに双子の兄とか……いないですよね」


「当たり前だろ。武器が万全ならどうとでもなっただろうに」


「……す、すみません。折ったのは俺ですよね」


話している間にもソウルストーンを使って結城さんも傷を回復する。


フードを被っていた時、それが誰かわからなかったとはいえ、その結果が今のピンチに繋がっているのだから俺のせいだ。