東京ルミナスピラー

池田と結城さん、津堂と拓真。


明らかに戦闘に向いてないとわかる人が、俺に気付いて不格好なファイティングポーズを取る。


「え、えっと……戦います? 俺、なんかそういう気になれないんですけど」


「あ、そ、そうですよね。私、真月純澄(まつききすみ)と申します。で、でも、私も負けるわけにはいきませんから! 最初から全力で行かせてもらいます!」


丁寧に名乗ってお辞儀をした純澄という女性につられて、俺も頭を下げる。


「ほ、北条葵です。よろしくお願いします」


そう言って顔を上げた瞬間、純澄が手のひらを俺に向けていて。


次の瞬間、身体全体をハンマーで殴られたような衝撃を受けて後方に吹っ飛ばされた。


ゴロゴロと屋上の床を転がり、全身に激しい痛みが走る。


「げほっ! な、なんだよ今の……武器なんて何も……」


ひなたさんが杖で魔法を使っているけど、似たようなものか?


いや、それにしても武器らしい物がどこにもないけど……。


「葵! 超能力だ! 気を付けろ!」


結城さんにそう言われたけど、超能力なんて本気で言ってるのか!?


というか、超能力なんてどうやって気を付ければいいんだよ!