東京ルミナスピラー



「それじゃあ行くか。俺と大和さんは別行動。拓真達三人は、蛎殻町公園付近で、奇襲を仕掛けやすい場所を探して待機しててくれ」


「段取りは大体さっき言った通りや。後はあんたらの演技力に掛かっとるからな。頼んだで!」


ビルの外に出て、そう言うと結城さんと大和さん清洲橋を渡って行った。


表立って行動する……ということは、仲間を集めに行ったのだろうか。


「んじゃ、俺らは俺らで移動すっか。俺と舞桜は良いとして……葵、お前は大丈夫かよ」


「大丈夫って……やってみなきゃわからないでしょ」


ただ聖戦で敵軍と戦うって話じゃない。


それ以外の作戦行動なんて今回が初めてで、上手くやれるかどうかもわからないんだ。


「なんか、昔こんなことがあったな。俺がいたグループが、昴の仲間を誘拐してよ。さしずめお前はあの時の昴ってわけだな」


懐かしむようにそう言いながら、ポンッと俺の頭に手を置いた拓真。


「なに? 拓真ってお兄ちゃんにそんな悪いことしてたの?」


「面倒だからお前は話に入って来んな。キスして舌入れるぞコラ」


結城さんにもそんなことがあったんだな。


なんか、妙な親近感というか、他人とは思えない感覚があったのはそういう経験もあるのかもしれないな。