東京ルミナスピラー

そのママの言ってることは、こういうことじゃないと思うんだけど。


始めて女性にこんなことされたからドキドキしたけど、その気持ちも吹っ飛んでしまったよ。


「ほら、だから言ってるだろ? なんかお前はズレてるんだよ。可愛いのに行動が異次元だからドン引きされるんだぜ?」


「そんなことない! 拓真嫌い!」


頬を膨らませて、あからさまに不機嫌そうな表情になった舞桜。


まあ、拓真の言うことを否定できないよな。


俺なんてまだ会うの二回目なのに、頬をベロンベロン舐められたわけだし。


「取り込み中のところ悪いけど、作戦を立てたから話していいか?」


そんな俺達のやり取りを見て、遠慮がちに結城さんが尋ねる。


「今回の作戦の目的は、千桜さんと灯ちゃんと夕蘭ちゃんの奪還や。今、この時間も千桜さんは無意味な拷問を受け取るに違いない。女の子二人は……いや、これは言わんでええな」


何をされているかわからない。


それは、とてつもなくモヤモヤして、いてもたってもいられない気持ちにさせられる言葉だ。


「南軍の派閥争いに加担するつもりはないけど、敵がワシらの味方を誘拐したなら話は別や。せやから、結城さんには表立って動いてもらうことにした」