東京ルミナスピラー

「もういい加減にしておくれ。醜いジジイの相手なんてしたくないんだよ。私はね、若い子の血肉が大好物なんだか……」


「ああ、そうかよ」


鬼が言うより早く、浜瀬さんの拳が鬼の腹部にめり込む。


だけどそれは最初に効かないとわかったはず!


「一撃でダメなら、倒れるまでぶん殴る!」


右のボディブローを放った後、すかさず左のフックを打ち込み、さらに右のフック。


右、左、右と凄まじい連続攻撃が鬼を襲った。


俺も、ただ突っ立ってるわけにはいかない!


背後から鬼に接近して、日本刀を振り下ろす。


浴衣が切り裂かれ、白い肌が露わになる。


一撃だけじゃない。


何度も何度も、これが最後のチャンスとばかりに日本刀を振り下ろしたけど……浴衣を斬っただけで、ダメージらしいダメージは全く無さそうだった。


「おいおい……ここまでやって笑ってやがるのかよ。どうなってやがる!」


そう思っているのは浜瀬さんだけじゃない。


俺なんてもう、心が折れてしまいそうになっているよ。


「悪足掻きは済んだかい? 全く……どうしてくれるんだいこの浴衣。お気に入りだったのにさ」


背中がボロボロに斬られた浴衣を見て、鬼はため息をついた。