しかし……鬼は、浜瀬さんの攻撃など気にも留めない様子で。
ただ、邪魔な虫を払うかのように手を横に振ると、その指先が頬に触れただけで浜瀬さんは吹っ飛んで、道路に停まっている車に激突させられたのだ。
「は、はぁっ!?」
「恐怖に震える顔は、男も女も美しいもんだね。さあ、私の美しさの糧におなり」
ほんの一瞬、視線を浜瀬さんの方に向けただけなのに、その隙に鬼は大口を開けて俺の頭部を食おうとしていたのだ。
目の前に鬼の鋭い歯がある。
まずい!
考えるより先に、身を屈めながら日本刀を上方に突き付けた。
日本刀の先端が鬼の顎を突いて、その反動で素早く口の中から逃げることが出来たけど、ガチッという口を閉じた音が頭上で聞こえて、反応が少しでも遅れていたら食われていた。
動きが速い!
でも、見えないほどじゃない!
父さんやタケさん、舞桜の速度と比べると、ギリギリだけど反応出来そうだ。
距離を取るために後方に飛び、今度は油断しないように日本刀を鬼に向けた。
「い、いってぇ……くそっ! なんて強さだよ!」
どうやら、浜瀬さんは死んではいないようで安心した。
でも、このとんでもない鬼を相手にどう戦う。
ただ、邪魔な虫を払うかのように手を横に振ると、その指先が頬に触れただけで浜瀬さんは吹っ飛んで、道路に停まっている車に激突させられたのだ。
「は、はぁっ!?」
「恐怖に震える顔は、男も女も美しいもんだね。さあ、私の美しさの糧におなり」
ほんの一瞬、視線を浜瀬さんの方に向けただけなのに、その隙に鬼は大口を開けて俺の頭部を食おうとしていたのだ。
目の前に鬼の鋭い歯がある。
まずい!
考えるより先に、身を屈めながら日本刀を上方に突き付けた。
日本刀の先端が鬼の顎を突いて、その反動で素早く口の中から逃げることが出来たけど、ガチッという口を閉じた音が頭上で聞こえて、反応が少しでも遅れていたら食われていた。
動きが速い!
でも、見えないほどじゃない!
父さんやタケさん、舞桜の速度と比べると、ギリギリだけど反応出来そうだ。
距離を取るために後方に飛び、今度は油断しないように日本刀を鬼に向けた。
「い、いってぇ……くそっ! なんて強さだよ!」
どうやら、浜瀬さんは死んではいないようで安心した。
でも、このとんでもない鬼を相手にどう戦う。



