東京ルミナスピラー

浜瀬さんの気遣いはありがたいけど、そこまで気を遣ってもらわなくても大丈夫だ。


でもまあ……結城昴を探すって舞桜と約束してしまったし、南軍に行くなら都合がいい。


それにしても、舞桜はパンツが丸見えだった印象が強いせいか、顔よりもパンツが思い浮かんでしまう。


「葵、何ニヤニヤしてるの? わかった。お姉ちゃんに会ったのが嬉しいんでしょ。本当にわかりやすいんだから」


呆れたように灯がそう言って不貞腐れて見せたけど、まさか女の人のパンツを思い出していたなんて言えない。


「そ、そりゃあ、無事を確認出来たのは嬉しいだろ」


「ふーん。そうですかそうですか。葵はお姉ちゃん大好きだもんね」


どうして灯は、姉さんのことになるとこんな言い方をするんだか。


確かに姉さんは好きだけど、それは姉さんがいつも優しいからであってだな……。


「何よ葵……あんたシスコンなの? 高校生にもなってお姉ちゃん大好きとか……あ、血の繋がりはないから別にいいのか」


くっ!


灯はともかく、どうして夕蘭にまでこんなことを言われなきゃならないんだ!


「血の繋がりがないなら、お姉ちゃんじゃなくて私でも……」


ボソボソと灯が何か言っていたけど、声が小さくて聞き取れなかった。