東京ルミナスピラー

一度だけの音じゃない。


あちらこちらに、何かが次々と落下する音が聞こえて。


俺達はその音の方向を見た。


それは、世界の終わりという言葉が妙に合う、奇妙な光景。


「なに……これ。空が落ちてくる……」


美空ちゃんが呟いた言葉の通り、夜空に瞬く星達が、次々と地上に落下していたのだ。


意味のわからない光景に、呆気に取られるしかない。


それらはバベルの塔周辺に、まるで雨のように落ちている。


「なんだ……ありゃあ。もしかして、ポーンやナイトが落ちて来てるのか?」


そう言えば、バベルの塔周辺のポーン達は、空から降って来るって聞いた気がするけど、これが全部ポーン達だってのか?


東軍の鬼達とは違う。


それよりも一匹の強さは段違いに強いポーン達が、あれだけの数いるってのか。


「何よこれ……世界の終末が来たってことなの? こんなの……見たことない」


「い、いや、ポーン達が落ちて来てるのは聞いたことがあるけど……こんなに大量にだなんて、何が起こってるんだ。まさか、津堂が持っていたPBTが壊されたからか?」


あのPBTが父さんの絶望を取り込んでこの街を作ったみたいなことを言っていたような気がする。


つまり……これも津堂達の身に起こったバグの一つだとしたら。