元の話がわからなくなるくらい脇道に逸れているような気がするけど、それは津堂がそう見えているだけのことだろう。
「その顔、まだわからないようだな。俺は問うているんだ。お前が俺を恨む気持ちはわかる。だがそれは、本当にお前だけの気持ちなのかとな。言われなかったか? 津堂は悪だ、津堂は許せないと。その言葉がお前の怒りを増幅させていないと言い切れるのか?」
「うるさい! お前が灯を拐い、化け物に変えたことは紛れもない事実だろうが! これは俺の怒りだ! 誰の怒りでもない!」
そう叫び日本刀を津堂に向けると、津堂は首を横に振って見せた。
「化け物に変えた……違うね。あれはあの娘の欲望の姿だ。強く願った末の姿だ。だったらなぜ、安藤は人間の姿を保っている? 答えは簡単だ。名鳥の娘は力を求め、安藤は普通の身体を求めた。ただそれだけだ」
津堂のその言葉に、俺は一瞬頭の中が真っ白になりそうになった。
津堂の言う通り、美空ちゃんは人間のまま、化け物に変化はしていない。
じゃあ、沼沢や緑川はどうだ?
悪魔のような姿になっても、それが自らの願いだと言わんばかりに俺達に向かって来た。
「その顔、まだわからないようだな。俺は問うているんだ。お前が俺を恨む気持ちはわかる。だがそれは、本当にお前だけの気持ちなのかとな。言われなかったか? 津堂は悪だ、津堂は許せないと。その言葉がお前の怒りを増幅させていないと言い切れるのか?」
「うるさい! お前が灯を拐い、化け物に変えたことは紛れもない事実だろうが! これは俺の怒りだ! 誰の怒りでもない!」
そう叫び日本刀を津堂に向けると、津堂は首を横に振って見せた。
「化け物に変えた……違うね。あれはあの娘の欲望の姿だ。強く願った末の姿だ。だったらなぜ、安藤は人間の姿を保っている? 答えは簡単だ。名鳥の娘は力を求め、安藤は普通の身体を求めた。ただそれだけだ」
津堂のその言葉に、俺は一瞬頭の中が真っ白になりそうになった。
津堂の言う通り、美空ちゃんは人間のまま、化け物に変化はしていない。
じゃあ、沼沢や緑川はどうだ?
悪魔のような姿になっても、それが自らの願いだと言わんばかりに俺達に向かって来た。



