東京ルミナスピラー

「これがお前の限か……なにっ!?」


だがこれもまた、俺の殺気分身。


日本刀の中にあった記憶で、高山真治が得意としていた戦い方だというのがわかる。


驚いた津堂の背後で、横回転をしながらその首を刎ねる。


それを見て、残った一人の津堂が不機嫌そうにおれを睨みつけたのだ。


「貴様は……貴様はっ! 大切な人を生き返らせたいと願って戦っているのだろう! だったら俺と何も変わらない! なのになぜ貴様は俺を悪とし排除しようとする! 俺が悪ならばお前も変わらず悪だ!」


短刀を握り締め、素早く俺に接近して超高速の連撃。


「違う! 俺は……元に戻したいんだよ! こんな街が作られる前に! 家族皆が笑いあってたあの時に! こんな街がなければ、今でもずっと皆笑っていたんだ!」


攻撃の回転数なら津堂の方が僅かに上か。


振り回さずに、手首を回転させて津堂の攻撃を日本刀で防ぐ。


「ダメなんだよそれじゃあ! お前は満足だろうな! 自分の家族が戻ればそれでいいだけだからな! だが、それでは俺の悲しみは癒せない! 安藤はどうだ! また、身体を動かすことも出来ない入院生活に逆戻りだ!」