東京ルミナスピラー

PBSを開き、回復とソウルストーンの補充を済ませた俺は、宗司に頷いて津堂に視線を向けた。


「お前は、仲間も手に掛けるのか。少なくとも煌我とお前は同じ立場だったと思っていたのに」


「ふん。青臭い理想ばかり掲げるガキに何がわかる。俺は……この道に足を踏み入れた時から、真っ当な死に方が出来るなどと思っていない! 地獄の業火に焼かれ、果てのない苦しみに悶えることも覚悟の上だ! 鬼は! PBTは! この街は! 俺の願いを構える為の道具だ。その為になら、俺は何千、何万と人を犠牲にしよう。お前もそうだろう。自分の願いの為に、一体何人の人を殺した!」


短刀を持った津堂が、走りながら分身を作り出す。


これは……殺気分身じゃない!


実体のある分身だ!


襲い来る津堂の群れに、高速の抜刀術を繰り出す。


だが、切断したと思った津堂達は殺気分身。


二つの分身を同時に使って来るとは!


「この程度、高山真治なら簡単に見抜いたぞ」


上空から襲い掛かる津堂が、俺の額に短刀を突き刺した。


が、殺気分身には殺気分身。


俺を襲った津堂を背後から斬り捨てた瞬間移動。


短刀が俺の背中に刺さる。