「なるほど、人を拘束するのにはロープなんかを使うな。炎なんてただ熱いだけの物で、拘束するのは出来ないってことか」
名鳥は自分に置き換えて考えた。
もしも炎に囲まれたら自分ならどうするかと。
普通に熱いのを我慢して、炎に飛び込んで脱出を図るだろうと。
つまり、美空の超能力で炎の檻を作ってもその程度の効力しかないのだ。
「そ。必要なのは炎を実体に『変質』させる力。あの化け物に破壊されないだけの強度を持った物質に変化させられる力が必要なんだよ。まあ、そんなことが出来るなら、檻を作るよりもとんでもなく巨大な槍でも作った方が良いと思うけどさ」
だから諦めろと、美空が暗に示した時だった。
「出来ます。私の力は……『変質』と『固定』です!」
フェンリルに瓦礫をぶつけていた希澄が、顔だけをこちらに向けてそう言ったのだ。
「へへっ……運が向いて来たみたいだな。王我の女にしとくには勿体ないぜ。美空ちゃん、『変質』が出来たら可能なんだろ? 炎の檻どころか、あの化け物を貫く槍を作ることもよ」
「……あーもう! 女の子だけで作戦会議するから、男はあっち行ってて! 希澄ちゃん、ひなたちゃん! 集合! あの化け物をぶっ殺す武器を作るよ!」
面倒臭がりながらも、どこか楽しそうな美空を見て、名鳥は満足そうに笑っていた。
名鳥は自分に置き換えて考えた。
もしも炎に囲まれたら自分ならどうするかと。
普通に熱いのを我慢して、炎に飛び込んで脱出を図るだろうと。
つまり、美空の超能力で炎の檻を作ってもその程度の効力しかないのだ。
「そ。必要なのは炎を実体に『変質』させる力。あの化け物に破壊されないだけの強度を持った物質に変化させられる力が必要なんだよ。まあ、そんなことが出来るなら、檻を作るよりもとんでもなく巨大な槍でも作った方が良いと思うけどさ」
だから諦めろと、美空が暗に示した時だった。
「出来ます。私の力は……『変質』と『固定』です!」
フェンリルに瓦礫をぶつけていた希澄が、顔だけをこちらに向けてそう言ったのだ。
「へへっ……運が向いて来たみたいだな。王我の女にしとくには勿体ないぜ。美空ちゃん、『変質』が出来たら可能なんだろ? 炎の檻どころか、あの化け物を貫く槍を作ることもよ」
「……あーもう! 女の子だけで作戦会議するから、男はあっち行ってて! 希澄ちゃん、ひなたちゃん! 集合! あの化け物をぶっ殺す武器を作るよ!」
面倒臭がりながらも、どこか楽しそうな美空を見て、名鳥は満足そうに笑っていた。



