「くっ! 話にならん!」
「秋本さん、これ本当にやれるんですか!?」
全くと言っていいほどダメージが通らないのを目の当たりにして、昴と秋本はある種絶望にも似た感情を抱いていた。
かつてはこれに似た攻撃で秋本はフェンリルを仕留めたことがあるだけに、このフェンリルが強い個体なのか、それとも加齢で敵を仕留めるだけの力を無くしてしまったのかはわからないが、ショックだったに違いない。
「何をしているんです! ビルが落ちて来ますよ! 早く離れて!」
千桜の言葉に我に返り、慌ててフェンリルの背中から飛び退いた昴と秋本。
その直後、足場にしていたビルがフェンリルの背中に直撃して砕け散った。
「グルルルルル! グァウッ!」
そのひと吠えが、鼓膜が破れそうなほど大気を揺らす。
効いてないわけではない。
それでも、この巨大な狼を仕留めるほどの攻撃ではなかった。
むしろ、その後のビルの方が、フェンリルの動きを止めた分効果的だったと言える。
「遠距離攻撃隊は攻撃をしつつ、近接攻撃隊の撤収を援護しなさい! くっ……津堂達を追い詰めようと大部隊を展開したのが仇となりましたね」
「秋本さん、これ本当にやれるんですか!?」
全くと言っていいほどダメージが通らないのを目の当たりにして、昴と秋本はある種絶望にも似た感情を抱いていた。
かつてはこれに似た攻撃で秋本はフェンリルを仕留めたことがあるだけに、このフェンリルが強い個体なのか、それとも加齢で敵を仕留めるだけの力を無くしてしまったのかはわからないが、ショックだったに違いない。
「何をしているんです! ビルが落ちて来ますよ! 早く離れて!」
千桜の言葉に我に返り、慌ててフェンリルの背中から飛び退いた昴と秋本。
その直後、足場にしていたビルがフェンリルの背中に直撃して砕け散った。
「グルルルルル! グァウッ!」
そのひと吠えが、鼓膜が破れそうなほど大気を揺らす。
効いてないわけではない。
それでも、この巨大な狼を仕留めるほどの攻撃ではなかった。
むしろ、その後のビルの方が、フェンリルの動きを止めた分効果的だったと言える。
「遠距離攻撃隊は攻撃をしつつ、近接攻撃隊の撤収を援護しなさい! くっ……津堂達を追い詰めようと大部隊を展開したのが仇となりましたね」



