東京ルミナスピラー

先陣を切って俺が駆ける。


宗司が高く飛び上がったのを背中に感じて、一瞬津堂達の視線が上を向いた隙を突き、二人の間に飛び込んだ。


そして、鞘に納まっている日本刀を抜くと同時にその場で回転し、二人に同時に斬撃を放った。


その攻撃でさえ、津堂は短刀で受け止めて、煌我は飛び上がって回避する。


「食らえや! ミリオンスティング!」


飛び上がった煌我に、大和さんの無数の投げナイフが襲い掛かる。


「ハハハッ! 面白い技だ! 幻影じゃなくて実体が飛んで来るか!」


空中で、飛んで来るナイフを両の拳を高速で振り、尽く叩き落とす煌我。


「伊良さん直伝! グラビティスマッシュ!」


肩に担いだ戦斧を、津堂に向けて振り下ろした夕蘭。


その強烈な一撃が津堂に直撃したと思われたが、そこは流石と言うべきか。


津堂が言う「殺気分身」とやらを使ったのか、戦斧はグラウンドに叩き付けられて、その場所がメコリとクレーターのように凹んだのだ。


「くっ! 身体が重いだと!? 触れなくてもこの威力……だが、そんな大振りで俺が……」


「忘れちゃ困るね空の俺! 気を抜けば、貫かれるなり注意しろ……ってね!」


辛うじて回避した津堂に、飛び上がっていた宗司が迫る。