けれど、俺はとっくにその場から離れて、津堂の背後を取って首に日本刀を突き付けていた。
「もしかして今のが奥の手だったか? 悪いけど、その程度俺でも出来る」
俺の声で慌てて振り返った津堂。
日本刀がその防毒マスクを貫き、ずっと隠れていた顔が露になった。
「貴様……『殺気分身』を身に付けたのか。いや違う! 貴様は誰だ! 俺の嫌いなやつの雰囲気がある!」
焦りを見せる津堂に、横からハルベルトが突き付けられた。
それに気付き、退屈そうに眺めている煌我の横まで飛び退いた津堂。
「あれ? もう終わりなのかな? それじゃあ、俺が遊んでもいいってこと?」
「好きにしろ。どの道、俺もお前も死ぬ気にならなければこの窮地を脱することは出来んかもしれんぞ」
「言うね。でもこんなの窮地でもなんでもないよ。だってさ、こいつらを殺せばいいわけじゃないか。簡単すぎてあくびが出るよ」
追い詰められた様子の津堂とは違い、どこか余裕のある煌我。
初めて会った時から飄々としていて、全く掴みどころがない不気味なやつだ。
双子なのに、王我とはえらい違いだよ。
「ちょーーーっと待ったぁっ! 煌我が相手なら、俺がいないと始まらないだろうがよぉっ!」
……その王我が、自分の力量もわからずにしゃしゃり出て来た。
「もしかして今のが奥の手だったか? 悪いけど、その程度俺でも出来る」
俺の声で慌てて振り返った津堂。
日本刀がその防毒マスクを貫き、ずっと隠れていた顔が露になった。
「貴様……『殺気分身』を身に付けたのか。いや違う! 貴様は誰だ! 俺の嫌いなやつの雰囲気がある!」
焦りを見せる津堂に、横からハルベルトが突き付けられた。
それに気付き、退屈そうに眺めている煌我の横まで飛び退いた津堂。
「あれ? もう終わりなのかな? それじゃあ、俺が遊んでもいいってこと?」
「好きにしろ。どの道、俺もお前も死ぬ気にならなければこの窮地を脱することは出来んかもしれんぞ」
「言うね。でもこんなの窮地でもなんでもないよ。だってさ、こいつらを殺せばいいわけじゃないか。簡単すぎてあくびが出るよ」
追い詰められた様子の津堂とは違い、どこか余裕のある煌我。
初めて会った時から飄々としていて、全く掴みどころがない不気味なやつだ。
双子なのに、王我とはえらい違いだよ。
「ちょーーーっと待ったぁっ! 煌我が相手なら、俺がいないと始まらないだろうがよぉっ!」
……その王我が、自分の力量もわからずにしゃしゃり出て来た。



