東京ルミナスピラー

女の方の鬼、遊鬼が言った言葉に、俺達は少なからず動揺したのは間違いなかった。


友里が俺に懐いて、一緒に戦ったという前例はあったものの、こうして白旗まで掲げて仲間にしてくれなんて、まるで人間じゃないか。


そんな中で、大和さんが前に出て口を開いた。


「今まで散々人間を食って来た鬼が、ここに来て仲間にしてくれとはどういうことや? それに、東軍に飼われとったやと? つまり、ワシらと戦った時も東軍の指示でやっとったと言うわけやな? お前らは津堂に改造されて鬼になったやつらか?」


「質問が多いねぇ。その質問全部に答えなきゃ話を聞いてくれないってんなら、仕方ないから答えてあげるよ。まず、大前提として、私と遊鬼は正真正銘普通の鬼さ。ただ、他のやつらとは違って知能が残ってるタイプだけどね」


友里と違って流暢に喋るんだよな。


津堂に改造された人達の中にも、沼沢みたいに普通に喋れるやつもいるから、そこの見分けが付きにくいというのもあったけど。


「それで? 何だっけ? ああ、東軍の指示で戦ったのかって話だね。半分正解、半分不正解。私達は元々その日暮らしの鬼だったけど、津堂とかいう頭のおかしなやつに捕獲されちまってね。殺さない代わりに東軍の為に働けって強要されてたってわけだよ」