正直なところ、たとえば10階建てのビルがあったとして、外からではそこに何人の人がいるかは俺にはわからない。
中に入って、物音なんかで「誰かがいる」程度はわかるとしても、息を潜めてジッとされていたらそれこそ人がいるかどうかはわからないのだ。
「密偵っちゅうやつはこういう時ほんま便利なスキルを持っとるもんや。千桜さんが新しいスキル『熱感知』を覚えたそうや。対象を絞って、有機物だけを感知することも出来るそうやで」
俺が戦闘用のスキルに特化しているように、千桜さんは密偵としてのスキルに特化しているということか。
「空と地上、両方から津堂達を捜すんですね。確かにそれなら、死なれてもホームポイントが特定出来るか」
「そういうこっちゃ! ほれ、葵くんも乗らんか! 中やのうて、電車の上になるけどな」
バンバンと俺の背中を叩き、満面の笑みでそう言った大和さん。
中にいる人達は東軍に入るまで戦えない。
すぐに戦えて、どんな状況にも対応出来る人から屋根に乗るというわけだ。
すでに宗司や浜瀬組が屋根の上で発車を待っている状態。
俺も屋根に飛び乗り、その時を待つことになった。
中に入って、物音なんかで「誰かがいる」程度はわかるとしても、息を潜めてジッとされていたらそれこそ人がいるかどうかはわからないのだ。
「密偵っちゅうやつはこういう時ほんま便利なスキルを持っとるもんや。千桜さんが新しいスキル『熱感知』を覚えたそうや。対象を絞って、有機物だけを感知することも出来るそうやで」
俺が戦闘用のスキルに特化しているように、千桜さんは密偵としてのスキルに特化しているということか。
「空と地上、両方から津堂達を捜すんですね。確かにそれなら、死なれてもホームポイントが特定出来るか」
「そういうこっちゃ! ほれ、葵くんも乗らんか! 中やのうて、電車の上になるけどな」
バンバンと俺の背中を叩き、満面の笑みでそう言った大和さん。
中にいる人達は東軍に入るまで戦えない。
すぐに戦えて、どんな状況にも対応出来る人から屋根に乗るというわけだ。
すでに宗司や浜瀬組が屋根の上で発車を待っている状態。
俺も屋根に飛び乗り、その時を待つことになった。



