「これが浜瀬さんを襲った攻撃の正体だな。飛ぶ斬撃に見えない連続攻撃、そんでもって、見えない刃。存在自体が反則みたいな武器になっちまったな」
「まったくだねぇ。だがそれが『運命の少年』と言われる所以か。なるほど、俺達じゃどう足掻いても届かないわけだ。俺達の想い、お前達に託しても大丈夫みたいだな」
晴れ晴れとした表情で天を仰ぎ、バベルの塔を見上げた浜瀬さん。
杉村も、苦虫を噛み潰したような顔だったけど、何か感じるものがあったのだろうか。
ドンッと地面を踏み付けて、ロングソードを離すと万世橋の方に向かって歩き出した。
「チッ。悔しいけど認めてやるよ。だけど次戦う時は、俺が勝つからな! メシを奢ってやるからついてこいよ、葵、宗司」
杉村がそう言ったのを聞いて、俺と宗司は顔を見合せた。
なんと言うか……杉村が認めてくれたというのが少し嬉しくて、二人で小さくハイタッチをした。
「え? 奢ってくれるのか? いやあ、悪いねぇ。稼いでも稼いでもなんでかお金が貯まらなくてね。ありがたい」
「な! 俺が奢るって言ったのは葵と宗司……って、浜瀬さんが金がないのはいつもビールを飲んでるからだろ! ふざけんじゃないぜ!」
「まったくだねぇ。だがそれが『運命の少年』と言われる所以か。なるほど、俺達じゃどう足掻いても届かないわけだ。俺達の想い、お前達に託しても大丈夫みたいだな」
晴れ晴れとした表情で天を仰ぎ、バベルの塔を見上げた浜瀬さん。
杉村も、苦虫を噛み潰したような顔だったけど、何か感じるものがあったのだろうか。
ドンッと地面を踏み付けて、ロングソードを離すと万世橋の方に向かって歩き出した。
「チッ。悔しいけど認めてやるよ。だけど次戦う時は、俺が勝つからな! メシを奢ってやるからついてこいよ、葵、宗司」
杉村がそう言ったのを聞いて、俺と宗司は顔を見合せた。
なんと言うか……杉村が認めてくれたというのが少し嬉しくて、二人で小さくハイタッチをした。
「え? 奢ってくれるのか? いやあ、悪いねぇ。稼いでも稼いでもなんでかお金が貯まらなくてね。ありがたい」
「な! 俺が奢るって言ったのは葵と宗司……って、浜瀬さんが金がないのはいつもビールを飲んでるからだろ! ふざけんじゃないぜ!」



