東京ルミナスピラー

「あー、まあそれだったら何とかなるんじゃないかな? でも、電車で西軍の人を運ぶわけ? 通勤時の満員電車みたいになるよ?」


こんな街に来てまで、あのぎゅうぎゅう詰めの電車に乗るのは嫌だな。


でも、なんだか元の世界を感じられて悪くはないと思っている自分がいる。


「構わん構わん! 死ぬよりマシや! よっしゃ! そうとわかれば下見に行くで! 美空ちゃん、はよ食え! 時間がないんや!」


「ちょ……ご飯くらいゆっくり食べさせてよ! 僕はおじさんにこき使われる為にここにいるんじゃないってのに!」


文句を言いながらも、なぜか大和さんのペースに巻き込まれている。


「ふぅ。何とかなりそうで何よりだねぇ。それじゃあこっちは、『運命の少年』に稽古をつけてもらおうかね。この街でのトップクラスの実力ってのを知る良い機会だからね。なあ、杉村」


「あの日出会ったピヨピヨうるせぇガキと、ギャーギャーうるせぇガキがどれくらい強くなったのか、確かめる良い機会っすね。まだ俺は認めてねぇ。お前らの強さってもんを見せてみろよ」


移動手段が解決したと思ったら、今度は俺達の実力を見たいだって?


浜瀬さん達とは一緒に戦っていない期間が長かったから、確かに俺達の力はわからないだろうけど。


以前、一方的に俺が勝ったのを忘れたのかな。