東京ルミナスピラー

母さんのトンファーから、「バベル」や「ヴァルハラ」の記憶が流れ込んで来たけど、この日本刀からも感じる。


これは戦いの記憶。


高山真治から、結城さんへと引き継がれた想い。


そしてそれが今、俺に受け継がれたんだということがわかる。


「真打・大和守安定……」


なんだろう。


今まで、身体が半分のままで戦っていたような気さえする。


トンファーで戦っていたおかげで、日本刀自体のレベルも引き上げられて、さらに進化したおかげか、折れていたのに元通りになっている。


「高山……真治? い、いや。それにしてもやっぱり親子ということか。恐ろしささえ感じるよ」


結城さんの額に汗が滲み出ている。


何をそんなに焦っているのかはわからないけど、皆も呆然として俺を見ているのがなんだか気持ちが悪い。


「よ、よし、ええか! 昼の聖戦には間に合わん! 勝負は夕方の聖戦や! それまでに準備を頼むで! 北軍は大変やろうけど、頑張って人を集めてくれ! この短時間で攻めるからこそ意味があるんや! 準備が整わんでも決行するからそのつもりでおってくれ! じゃあ解散!」


突然告げられた時間に驚きの声が上がるけど、これこそが大和さんらしさと言うべきか。


遅ければ準備は出来るけど、相手にも時間を与えてしまうことになるというわけだ。