東京ルミナスピラー

千桜さんが首を傾げて大和さんに尋ねると、大和さんは顔をしかめて。


「そこが難しいところなんや。美空ちゃんの超能力もそんな大軍勢には使えそうにないし、かと言って葵くんや宗司くんに任せっきりっちゅうのもな……まあ、作戦開始までに考えるから、それぞれ武器の強化は出来る限りやっといてくれ。津堂を捕まえたら残すはバベルの塔やからな」


大和さんに言われて、皆PBSを開き始める。


あ、そう言えば……日本刀が進化する条件に、黒井を倒すって項目があったよな。


つまり、日本刀が進化出来るってことじゃないのか?


そう思ってPBSを操作すると……やっぱりだ。


「進化する」というボタンが光っている。


当然、迷いもせずにそれに触れた瞬間。


俺の身体を覆うように、足元から渦巻く光が放出されたのだ。


「うわっ! な、なんですかあやせくん! 一体何をしたんですか!?」


「うおおおおい! ビビらせるんじゃないぜ葵!」


皆、俺を見て口々に驚きの声を上げるが、俺が一番驚いてるよ!


なんだよこれ!


進化って一体何がどうなって……。


驚いてる間に、光が集束して日本刀の形を成していく。


そして、俺の手に収まった日本刀は……妙に手に馴染む感じがした。