東京ルミナスピラー

吹雪さんの言う通り、北軍は集団としてよりも、個々で動いているというイメージが強い。


小さなグループがいくつもあって、それぞれが強く生きているみたいな。


だからこそ、その人達が戦線に加わってくれれば心強いんだけどな。


「やれやれ。こりゃあ大変だね。拓真くんも舞桜ちゃんも、休んでる暇なんてなさそうだよ。この話が終わったらすぐに北軍に戻って、説得して回らないといけないね」


「たまんねぇな。俺達が強いから、他のグループと協力することもなかったし、今になって一緒に戦ってくれって言うのかよ。ただでさえ俺達は名鳥さんの件で嫌われてるってのによ」


拓真が言う、父さんの件とはキングを破壊したことか。


あれでレベルが半分になって、北軍の人達からは恨まれているんだな。


北軍浄化会が作られた理由も、キングの破壊のようだったし。


「説得とか大変だねぇ。いやあ、ホント俺には出来ないから皆には頭が上がらないよ」


「全くだ。人に頭を下げるなど俺には出来ん。ご苦労なことだ」


父さんと親父さんがまるで他人事のように笑っているけど、吹雪さんは全く笑っていないぞ。


「お前らも説得に回るんだよ、ダメ親父ーズ。言われないとわかんないのか? お前ら絶対、嫁に家事を手伝えって言われても風呂のスイッチを押すだけしかしないだろ!」


そして、とんでもなく恐ろしい剣幕で二人に圧を掛けたぞ。