東京ルミナスピラー

「んで、あいつらを捕まえる作戦とかあるわけ? 闇雲に捜しても、絶対に見つかんないと思うけどね」


吹雪さんがタバコの煙を口から吐きながら、大和さんに尋ねると、大和さんは大きく自信満々に頷いた。


「まず、北軍には蔵前橋通りまで、南軍には首都高速7号小松川線まで戦線を押し上げて貰う。この間、密偵達には人の動きを見張ってもらうで。当然東軍の残存勢力との戦闘にはなるやろうけど、それをこなしながらおかしな動きが見えたら知らせるんや。もしもそこまでやって発見出来ん場合は、両国から西軍が侵攻する。一気に東軍を攻め落とすんや!」


PBSを開き、地図を見ながら大和さんの解説を聞いていると、なるほどわかりやすい。


各軍の人達も、自分達が何をすべきか見ただけで想像がつく。


「南軍と西軍はともかくとして、北軍はそこまでやれるほどの戦力はないよ。知ってるよね? 北軍浄化会が一番大きな勢力で、後は細々としたグループが無数にあるって感じの烏合の衆が北軍なんだよ。そいつらに今更協力してもらうのは難しいんじゃないかな……」


「吹雪さん、無理を承知で言うとるんや。そもそもがこの街に来てから、無理やないことなんかあらへん。作戦開始までに北軍をまとめて、出来るだけ人数を掻き集めてくれんか」