今すぐは答えなんて出せないだろうということで、集合時間までまだ余裕があるからと、俺と宗司はビルの屋上で風に当たることにした。
二人で柵に持たれて、神田川をぼんやりと眺める。
改めて二人でこうしていると、かなり気まずいんだよな。
黒井と戦ってる時は、これ以上ないというくらいの連携を見せたのに、蘭子の件でお互いに負い目がある。
俺がもしも、あの時に蘭子を連れて行かなければこんな結末にはなっていなかったかもしれない。
宗司にしてみても、蘭子を浅草橋駅に放置しなければ、こうはなっていなかったかもしれないと思っているのだろう。
「……蘭子は、俺を恨んでたんだよな? なのに最期の時には謝ってた。恨んでたはずなのに」
そんな中でポツリと呟いたのは宗司。
スカイツリーの頂上で、死ぬ直前の蘭子の言葉。
「きっと蘭子は、あの時点では死んでしまうってわかってたんだ。だから、色んな意味が込められてたんだと思うよ、あの『ごめん』には」
「謝るのは俺の方だってのに……俺のせいであいつは死んだんだよ。わかってんだよ、沙也香が灯じゃないってことくらいさ。そのことを考えると、今でも頭の中がぐちゃぐちゃで何も纏まらねぇんだよ」
二人で柵に持たれて、神田川をぼんやりと眺める。
改めて二人でこうしていると、かなり気まずいんだよな。
黒井と戦ってる時は、これ以上ないというくらいの連携を見せたのに、蘭子の件でお互いに負い目がある。
俺がもしも、あの時に蘭子を連れて行かなければこんな結末にはなっていなかったかもしれない。
宗司にしてみても、蘭子を浅草橋駅に放置しなければ、こうはなっていなかったかもしれないと思っているのだろう。
「……蘭子は、俺を恨んでたんだよな? なのに最期の時には謝ってた。恨んでたはずなのに」
そんな中でポツリと呟いたのは宗司。
スカイツリーの頂上で、死ぬ直前の蘭子の言葉。
「きっと蘭子は、あの時点では死んでしまうってわかってたんだ。だから、色んな意味が込められてたんだと思うよ、あの『ごめん』には」
「謝るのは俺の方だってのに……俺のせいであいつは死んだんだよ。わかってんだよ、沙也香が灯じゃないってことくらいさ。そのことを考えると、今でも頭の中がぐちゃぐちゃで何も纏まらねぇんだよ」



