改めてそう問われると、返事に困るな。
タケさんは言い出したら聞かないし、ああするしかなかった……としか言えないんだけど。
「宗司くん。お前もや。沙也香って子はお前の大切な人やないんか? その子が殺されて、真っ先に向かったのが篠田さんや。大切な人やったら普通、そっちに駆け寄るやろ。光の粒に変わるのが早くとも、少しでもそっちに行こうとするんと違うんか? それやのにタケさんに向かうのを止めんかったな」
確かに思い返せば、叫んではいたけれど沙也香の方に向かおうとはしていなかったな。
だけどあの場で一瞬でも隙を見せれば、タケさんに殺されていたのは明白。
「……なるほどな。そういう話か」
父さんは納得したようにタバコをくわえたけど、俺にしてみたら大和さんが何を言いたいのかがわからない。
「今のお前らは、黒井と同じ狂戦士や。そうさせてしもたんは、大人であるワシらかもしれん。道は二つや。黒井や津堂、池田煌我みたいに、人の心を失って強さを求めるか、名鳥さんのように、自我を失うほど大切な人の死を悲しむ優しい人になるか。お前らの道はどっちや」
改めて問われると……即答出来ない。
タケさんは言い出したら聞かないし、ああするしかなかった……としか言えないんだけど。
「宗司くん。お前もや。沙也香って子はお前の大切な人やないんか? その子が殺されて、真っ先に向かったのが篠田さんや。大切な人やったら普通、そっちに駆け寄るやろ。光の粒に変わるのが早くとも、少しでもそっちに行こうとするんと違うんか? それやのにタケさんに向かうのを止めんかったな」
確かに思い返せば、叫んではいたけれど沙也香の方に向かおうとはしていなかったな。
だけどあの場で一瞬でも隙を見せれば、タケさんに殺されていたのは明白。
「……なるほどな。そういう話か」
父さんは納得したようにタバコをくわえたけど、俺にしてみたら大和さんが何を言いたいのかがわからない。
「今のお前らは、黒井と同じ狂戦士や。そうさせてしもたんは、大人であるワシらかもしれん。道は二つや。黒井や津堂、池田煌我みたいに、人の心を失って強さを求めるか、名鳥さんのように、自我を失うほど大切な人の死を悲しむ優しい人になるか。お前らの道はどっちや」
改めて問われると……即答出来ない。



